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【腰痛・すべり症】原因別の効果的な治療法!鍼灸と整体で痛みを根本改善



慢性的な腰痛、そして、すべり症でお悩みではありませんか? つらい痛みやしびれは、日常生活にも大きな支障をきたしますよね。

この記事では、腰痛とすべり症の関係性、その原因、そして効果的な治療法である鍼灸と整体について詳しく解説します。


すべり症とは、腰椎の一部が前方にずれてしまうことで神経を圧迫し、腰痛や下肢のしびれを引き起こす疾患です。加齢や姿勢の悪さ、遺伝などが原因となることが多く、安静時痛や動作時痛、神経症状など、様々な症状が現れます。


この記事を読むことで、ご自身の腰痛の原因や適切な対処法を理解し、鍼灸と整体による根本改善の可能性を見出すことができます。辛い腰痛とすべり症を克服し、快適な日常生活を取り戻すための第一歩を踏み出しましょう。



1. 腰痛とすべり症の関係



腰痛は現代社会における国民病とも言われ、多くの人が経験するありふれた症状です。

その原因は様々ですが、中でも「すべり症」は腰痛の大きな原因の一つとして知られています。


腰痛とすべり症は密接な関係があり、すべり症が進行すると慢性的な腰痛を引き起こす可能性が高まります。

この章では、すべり症とは何か、そしてそれがどのように腰痛を引き起こすのかについて詳しく解説します。


1.1 すべり症とは何か

すべり症とは、腰椎(腰の骨)の一部が本来の位置からずれてしまう状態を指します。医学的には「脊椎すべり症」と呼ばれ、特に腰椎に起こる場合を「腰椎すべり症」と言います。


腰椎は5つの椎骨(腰椎1番~5番)から構成されており、すべり症はどの椎骨にも発生する可能性がありますが、特に腰椎4番と5番の間で起こりやすいとされています。


すべり症は、先天的な骨の形状異常や外傷が原因で起こる場合もありますが、最も多いのは加齢による椎間板や椎間関節、靭帯などの変性が原因です。これらの組織が弱くなると、腰椎を支える力が低下し、ずれてしまうのです。


1.2 すべり症が腰痛を引き起こすメカニズム

すべり症になると、なぜ腰痛が起こるのでしょうか?そのメカニズムは主に以下の3つが考えられます。


  1. 椎間関節への負担増加:腰椎がずれることにより、椎間関節にかかる負担が増大します。これにより、関節の炎症や痛みが発生し、腰痛につながります。

  2. 神経根の圧迫:ずれた椎骨が神経根を圧迫することで、坐骨神経痛やしびれなどの神経症状が現れます。この神経根への刺激も腰痛の原因となります。

  3. 周囲の筋肉の緊張:腰椎のずれを補正しようと、周囲の筋肉が過剰に緊張します。この筋肉の緊張も腰痛を引き起こす要因となります。


すべり症の程度によって症状は様々ですが、初期段階では軽い腰痛や違和感程度である場合も多いです。しかし、進行すると慢性的な腰痛や神経症状に悩まされることになります。早期発見・早期治療が重要であり、少しでも腰に違和感を感じたら、専門家への相談をおすすめします。

すべり症のグレード

ずれの程度

主な症状

グレード1

25%未満

軽い腰痛、違和感

グレード2

25~50%

中等度の腰痛、間欠性跛行

グレード3

50~75

強い腰痛、しびれ、神経症状

グレード4

75%以上

激しい腰痛、神経症状、排尿・排便障害

上記は一般的な目安であり、ずれの程度と症状の重症度は必ずしも一致するとは限りません。また、同じグレードであっても、症状の出方には個人差があります。


2. 腰痛とすべり症の主な原因



腰痛とすべり症は密接に関係しており、すべり症が腰痛の大きな原因の一つとなっています。すべり症とは、腰椎(腰の骨)の一部が前方にずれてしまう状態のことです。このずれによって神経が圧迫され、腰痛をはじめとする様々な症状が現れます。

ここでは、腰痛とすべり症の主な原因について詳しく解説します。


2.1 加齢による椎間板の変性

加齢に伴い、椎間板の水分が減少して弾力性が失われ、変形しやすくなります。この変形によって椎間板が薄くなり、椎骨同士のクッション機能が低下することで、腰椎が不安定になり、すべり症のリスクが高まります。  特に、50代以降で椎間板の変性が進む人が多く、すべり症の発症率も高くなる傾向があります。


2.2 姿勢の悪さや運動不足

長時間のデスクワークや猫背などの悪い姿勢は、腰椎に負担をかけ、すべり症のリスクを高めます。 また、運動不足によって腹筋や背筋などの体幹の筋肉が弱くなると、腰椎を支える力が弱まり、すべり症を起こしやすくなります。 特に、腹筋は腰椎の安定性を保つ上で重要な役割を果たしているため、腹筋の衰えはすべり症のリスクを高める大きな要因となります。


2.2.1 姿勢とすべり症の関係

猫背や反り腰などの不良姿勢は、腰椎に過剰な負担をかけ、椎間板の変性を促進させ、すべり症のリスクを高めます。 また、長時間の座位姿勢や立ち姿勢も、腰椎への負担を増大させるため、こまめな姿勢の変更や休憩が重要です。


2.2.2 運動とすべり症の関係

適度な運動は、体幹の筋肉を強化し、腰椎の安定性を高める効果があります。 ウォーキングや水泳など、腰に負担の少ない運動を継続的に行うことで、すべり症の予防に繋がります。逆に、激しい運動や間違ったフォームでの運動は、腰椎に過剰な負担をかけ、すべり症のリスクを高める可能性があります。


2.3 遺伝的要因

すべり症は、遺伝的な要因も関係していると考えられています。家族にすべり症の患者がいる場合、先天的に椎弓(椎骨の一部)が弱いなどの体質が遺伝している可能性があり、すべり症を発症しやすくなる場合があります。 ただし、遺伝的要因だけで発症するわけではなく、後天的な要因も大きく影響します。


2.4 外傷や過度な負担

交通事故やスポーツ中の怪我など、腰に強い衝撃が加わると、椎間板や靭帯が損傷し、すべり症を引き起こすことがあります。 また、重量物を持ち上げる作業や、中腰姿勢での長時間の作業など、腰に過度な負担がかかる作業も、すべり症のリスクを高めます。特に、重量物を持ち上げる際は、正しい姿勢を保ち、腰への負担を軽減することが重要です。

原因

詳細

予防策

加齢による椎間板の変性

椎間板の水分減少により弾力性が失われ、変形しやすくなる。

バランスの良い食事、適度な運動

姿勢の悪さ

猫背などにより腰椎に負担がかかり、すべり症のリスクが高まる。

正しい姿勢を意識する、ストレッチ

運動不足

腹筋や背筋などの体幹の筋肉が弱くなり、腰椎を支える力が弱まる。

ウォーキング、水泳などの適度な運動

遺伝的要因

先天的に椎弓が弱いなどの体質が遺伝している可能性がある。

定期的な検査、早期発見・早期治療

外傷や過度な負担

腰に強い衝撃が加わると、椎間板や靭帯が損傷し、すべり症を引き起こす。

重い物を持ち上げる際は正しい姿勢を保つ、腰への負担を軽減する



3. すべり症による腰痛の症状



すべり症による腰痛は、その症状の現れ方や程度が多岐にわたります。症状を正しく理解することで、適切な対処や治療につなげることが重要です。


3.1 安静時痛

すべり症では、安静時にも腰に痛みを感じることがあります。特に、長時間同じ姿勢を保っていた後や、朝起きた時に痛みが強くなる傾向があります。

これは、椎間板の変性や神経への圧迫が原因となることが多いです。また、炎症が起きている場合にも安静時痛が現れることがあります。


3.2 動作時痛

腰を動かした時に痛みが増強するのが動作時痛です。前かがみになったり、後ろに反ったりする動作で特に痛みを感じやすいです。くしゃみや咳など、急な動作で痛みが増す場合もあります。

また、長時間の歩行立ち仕事など、腰に負担がかかることで痛みが悪化することもあります。重症の場合、少し動いただけでも激痛が走ることもあります。


3.3 神経症状(しびれ、感覚障害など)

すべり症によって神経が圧迫されると、しびれや感覚障害などの神経症状が現れることがあります。これらの症状は、腰だけでなく、臀部、太もも、ふくらはぎ、足先などにまで広がる 場合もあります。しびれの程度は、軽度のものから、針で刺されるような鋭い痛み焼けるような痛みまで様々です。

また、感覚が鈍くなったり、冷えを感じたりすることもあります。神経症状は、片側だけに現れる場合や、両側に現れる場合があります。


3.3.1 神経症状の種類

症状

説明

しびれ

皮膚の表面がピリピリとしたり、チクチクとしたりする感覚。

感覚麻痺

皮膚の感覚が鈍くなる、または全く感じなくなる状態。

異常感覚

実際にはない刺激を感じたり、触られた感覚が通常と異なって感じられたりする状態。

筋力低下

足腰の筋力が弱まり、歩行が困難になる場合もある。

3.4 間欠性跛行


一定時間歩くと腰や足の痛みやしびれが増強し、休むと軽減する症状を間欠性跛行といいます。これは、脊柱管狭窄症に特徴的な症状で、すべり症が進行し脊柱管が狭窄することで発症することがあります。歩行できる距離が徐々に短くなっていく 場合もあります。症状が進行すると、数分しか歩けなくなることもあります。


これらの症状は、すべり症の程度や個々の状態によって大きく異なります。同じすべり症でも、全く症状が現れない人もいれば、強い痛みやしびれに悩まされる人もいます。少しでも気になる症状がある場合は、早めに専門家に相談することが大切です。



4. 腰痛・すべり症の一般的な治療法



腰痛とすべり症の治療は、症状の程度や原因、個々の状態に合わせて様々な方法が選択されます。保存療法で改善が見られない場合や、症状が進行している場合は手術療法が検討されることもあります。主な治療法は以下の通りです。


4.1 薬物療法

痛みや炎症を抑えることを目的とした薬物療法は、腰痛とすべり症の初期治療や、他の治療法と併用されることが多いです。


4.1.1 鎮痛薬

痛みを緩和するための薬剤で、アセトアミノフェンなどがあります。比較的副作用が少ないですが、効果も穏やかなため、強い痛みに対しては効果が不十分な場合があります。


4.1.2 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。ロキソプロフェンナトリウムやイブプロフェンなどが代表的な薬剤です。胃腸障害などの副作用に注意が必要です。


4.1.3 筋弛緩薬

筋肉の緊張を和らげることで痛みを軽減する薬剤です。エペリゾン塩酸塩やチザニジン塩酸塩などが用いられます。眠気やふらつきなどの副作用が現れることがあるため、運転などの作業には注意が必要です。


4.2 理学療法

身体機能の回復や維持を目的とした理学療法は、腰痛やすべり症の症状改善に効果的です。専門家指導のもと、個々の状態に合わせたプログラムが実施されます。


4.2.1 牽引療法

椎間を広げることで神経への圧迫を軽減し、痛みを和らげる方法です。腰への負担が少ないため、高齢者や体力に自信のない方にも適しています


4.2.2 温熱療法

患部を温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する効果があります。ホットパックや赤外線療法などが用いられます。


4.2.3 運動療法

腰周りの筋肉を強化することで、腰椎の安定性を高め、再発予防に効果的です。腹筋や背筋のトレーニングなどが代表的な運動です。個々の状態に合わせた適切な運動プログラムが重要です。


4.3 注射療法

痛みや炎症を抑える薬剤を直接患部に注射する方法です。効果の発現が早く、強い痛みにも効果的ですが、効果の持続期間は限られています。


4.3.1 トリガーポイント注射

痛みの原因となっている筋肉の硬結(トリガーポイント)に局所麻酔薬やステロイド薬を注射することで、痛みを緩和する方法です。


4.3.2 神経根ブロック注射

神経根に直接薬剤を注射することで、神経の炎症を抑え、痛みやしびれを軽減する方法です。坐骨神経痛などの神経症状に効果的です。


4.3.3 硬膜外ブロック注射

脊髄を覆う硬膜の外側に薬剤を注射することで、広範囲の痛みを緩和する方法です。


4.4 手術療法

保存療法で効果がない場合や、神経症状が進行している場合に検討される治療法です。主な手術方法には以下のものがあります。


4.4.1 除圧術

神経を圧迫している骨や椎間板の一部を除去し、神経への圧迫を取り除く手術です。神経症状の改善が期待できます


4.4.2 固定術

不安定な脊椎を金属で固定する手術です。脊椎の安定性を高め、痛みを軽減する効果があります。術後のリハビリテーションが重要です。

治療法

概要

メリット

デメリット

薬物療法

痛みや炎症を抑える薬を服用

手軽、即効性がある

副作用、     根本治療ではない

理学療法

運動や物理療法で身体機能を改善

身体への負担が少ない、再発予防効果

効果が出るまでに時間がかかる場合がある

注射療法

患部に直接薬剤を注射

効果が早い、強い痛みに効果的

効果の持続期間が限られる、副作用のリスク

手術療法

外科的に患部を治療

根本的な治療が可能

身体への負担が大きい、入院が必要な場合がある

上記は一般的な治療法であり、個々の症状や状態によって最適な治療法は異なります。専門家と相談し、適切な治療を受けることが重要です。



5. 鍼灸治療で腰痛・すべり症を改善するメカニズム



鍼灸治療は、腰痛やすべり症の症状改善に効果的な東洋医学に基づいた治療法です。そのメカニズムは多岐にわたり、身体の自然治癒力を高めることで根本的な改善を目指します。

具体的には、筋肉の緊張緩和、血行促進、鎮痛効果、神経機能の回復、自律神経の調整といった作用が期待できます。


5.1 筋肉の緊張緩和と血行促進効果

腰痛やすべり症では、患部周辺の筋肉が緊張し、血行不良が起こっているケースが多く見られます。鍼灸治療では、ツボに鍼を刺すことで筋肉の緊張を緩和し、血行を促進します。血流が改善されると、筋肉や神経への酸素供給が向上し、痛みや炎症が軽減されます。


トリガーポイント鍼灸と呼ばれる治療法では、痛みの原因となっている筋肉の硬結(トリガーポイント)に鍼を刺すことで、集中的に筋肉の緊張を緩和し、痛みを和らげます。

また、お灸を用いることで温熱効果も加わり、より血行促進効果を高めることができます。


5.2 鎮痛効果と神経機能の回復

鍼灸治療には、エンドルフィンやエンケファリンといった鎮痛効果のある神経伝達物質の分泌を促進する作用があります。これらの物質は、モルヒネの数倍もの鎮痛作用を持つと言われており、腰痛や神経痛の緩和に効果を発揮します。


また、鍼刺激によって神経機能の回復も促されます。すべり症によって圧迫された神経が、鍼灸治療によって血流が改善され、神経機能が回復することで、しびれや感覚障害などの神経症状の改善が期待できます。


5.3 自律神経の調整作用

腰痛やすべり症は、ストレスや不眠などによって自律神経のバランスが乱れることで悪化することがあります。鍼灸治療は、自律神経の調整作用にも優れており、交感神経と副交感神経のバランスを整えることで、心身のリラックス効果を高め、痛みを軽減します。


自律神経が整うことで、睡眠の質の向上やストレス軽減にもつながり、腰痛やすべり症の根本的な改善をサポートします。以下に、鍼灸治療が自律神経に及ぼす効果をまとめました。

自律神経の種類

鍼灸治療の効果

交感神経

過剰な興奮を抑制

副交感神経

働きを活性化

鍼灸治療は、これらのメカニズムを通して腰痛やすべり症の症状を改善に導きます。

痛みの原因や症状、体質に合わせて適切な治療を行うことで、より効果的な改善が期待できます。



6. 整体で腰痛・すべり症を改善するメカニズム



整体は、身体の構造や機能に着目し、徒手によって骨盤や背骨の歪みを整え、筋肉の緊張を緩和することで、腰痛やすべり症の症状改善を目指す施術法です。

整体における腰痛・すべり症へのアプローチは多岐に渡りますが、その主なメカニズムは以下の通りです。


6.1 骨盤や背骨の歪みを矯正

骨盤の歪みは、身体全体のバランスを崩し、腰椎に負担をかける大きな要因となります。整体では、骨盤の傾きや開き、ねじれなどをチェックし、適切な手技を用いて矯正することで、腰椎への負担を軽減し、すべり症の悪化を防ぎます。


また、背骨の歪みも腰痛の原因となるため、整体師は背骨の湾曲やねじれを丁寧に確認し、矯正していきます。これにより、神経の圧迫が軽減され、痛みやしびれの緩和が期待できます。具体的には仙腸関節の調整や腰椎の矯正などが行われます。


6.2 関節の可動域を広げる

すべり症では、腰椎の不安定性により周りの筋肉が緊張し、関節の動きが悪くなることがあります。

整体では、ストレッチやモビライゼーションなどの手技を用いて、股関節、腰椎、骨盤周りの筋肉の緊張を緩和し、関節の可動域を広げることで、腰の動きをスムーズにします。

可動域が広がることで、日常生活での動作が楽になり、痛みを軽減することに繋がります。


例えば、前屈や後屈がしやすくなることで、腰への負担を軽減できます。

また、股関節の柔軟性を高めることで、骨盤の動きが改善し、腰痛予防にも効果的です。


6.3 姿勢改善と身体のバランス調整

不良姿勢は、腰椎に過度な負担をかけ、すべり症の悪化や腰痛の慢性化に繋がります。整体では、身体の重心バランスや姿勢の癖などを評価し、個々の状態に合わせた施術やエクササイズ指導を行います。例えば、猫背気味の方には、肩甲骨周りの筋肉を緩め、胸を開くためのストレッチを指導します。


また、反り腰の方には、腹筋やハムストリングスの強化、骨盤の傾きを調整するエクササイズを指導します。これらの指導を通して、正しい姿勢を維持するための筋力やバランス感覚を養い、腰への負担を軽減することで、腰痛やすべり症の再発予防を目指します。

整体の種類

特徴

カイロプラクティック

背骨や骨盤の調整に特化。神経系の働きを正常化させることを目的とする。

オステオパシー

身体全体の繋がりを重視。筋肉、骨格、内臓、頭蓋骨など、全身の調整を行う。

アクティベータメソッド

専用の器具を用いて、神経の反射を利用した矯正を行う。

整体には様々な種類があり、それぞれアプローチ方法や得意とする領域が異なります。自分に合った整体院を選ぶことが重要です。



7. 鍼灸と整体、それぞれのメリット・デメリット



腰痛・すべり症の治療法として、鍼灸と整体はどちらも注目されていますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。ご自身の症状や体質、治療への希望などを考慮し、最適な治療法を選択することが大切です。


7.1 鍼灸治療のメリット・デメリット


7.1.1 鍼灸治療のメリット

メリット

詳細

自然治癒力を高める

鍼灸治療は、身体に本来備わっている自然治癒力を活性化させることで、痛みや炎症を抑え、根本的な改善を目指します。

副作用が少ない

薬物療法と比較して、副作用が少ないため、安心して治療を受けられます。ただし、稀に内出血や倦怠感などが起こる可能性はあります。

様々な症状に対応できる

腰痛・すべり症だけでなく、肩こり、頭痛、冷え性、自律神経失調症など、様々な症状に効果が期待できます。

リラックス効果

鍼灸治療には、リラックス効果があり、心身のリフレッシュにも繋がります。

7.1.2 鍼灸治療のデメリット

デメリット

詳細

痛みを伴う場合がある

鍼を刺す際に、チクッとした痛みを感じる場合があります。ただし、鍼は非常に細いので、ほとんど痛みを感じない方もいます。

効果の実感に個人差がある

体質や症状によって、効果の実感に個人差があります。数回の施術で効果を実感する方もいれば、継続的な治療が必要な方もいます。

感染症のリスク

衛生管理が不十分な場合、感染症のリスクがあります。信頼できる施術院を選ぶことが重要です。

7.2 整体のメリット・デメリット

7.2.1 整体のメリット

メリット

詳細

身体の歪みを整える

整体では、骨盤や背骨の歪みを矯正することで、身体のバランスを整え、腰痛・すべり症の根本的な改善を目指します。

筋肉の緊張を緩和する

マッサージやストレッチなどによって、筋肉の緊張を緩和し、血行を促進することで、痛みを軽減します。

姿勢改善

身体の歪みを整え、筋肉のバランスを調整することで、正しい姿勢を維持しやすくなります。

7.2.2 整体のデメリット

デメリット

詳細

施術者に技術の差がある

整体は施術者の技術によって、効果に差が出ることがあります。経験豊富で信頼できる施術院を選ぶことが大切です。

ボキボキ音が怖い

整体の中には、骨を鳴らす施術がありますが、音が苦手な方には抵抗があるかもしれません。施術前に相談することで、音の出ない施術を選択できる場合もあります。

即効性がない場合がある

症状や体質によっては、効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。継続的な施術が必要な場合もあります。

鍼灸と整体はそれぞれ異なるアプローチで腰痛・すべり症の改善を目指します。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の症状や希望に合った治療法を選択しましょう。


場合によっては、鍼灸と整体を併用することで、より効果的な治療となることもあります。治療を受ける際は、施術院に相談し、最適な治療プランを立ててもらうことが重要です。



8. 日常生活でできる腰痛・すべり症の予防と対策



腰痛とすべり症は、日常生活のちょっとした心がけで予防や症状緩和が期待できます。継続的に取り組むことが重要です。


8.1 正しい姿勢を意識する

正しい姿勢は腰への負担を軽減する上で非常に大切です。猫背や反り腰は腰痛やすべり症を悪化させる可能性があります。


立っている時は耳、肩、腰、膝、くるぶしが一直線になるように意識し、座っている時は背筋を伸ばし、骨盤を立てるようにしましょう。

デスクワークが多い方は、椅子に深く腰掛け、足を床にしっかりとつけ、モニターの位置を目の高さに調整することで、負担を軽減できます。


8.2 適度な運動を心がける

運動不足は筋力の低下を招き、腰痛やすべり症のリスクを高めます。適度な運動は、腰周りの筋肉を強化し、腰への負担を軽減する効果があります。ウォーキングや水泳など、腰に負担の少ない有酸素運動がおすすめです。


腰痛がある場合は、無理のない範囲で行い、痛みが出る場合はすぐに中止しましょう。コルセットの使用も腰の負担を軽減するのに有効です。


8.2.1 おすすめの運動

  • ウォーキング:30分程度のウォーキングを週3回以上行うのが理想です。正しい姿勢を意識して歩きましょう。

  • 水泳:水中では浮力が働くため、腰への負担が軽減されます。クロールや背泳ぎがおすすめです。

  • ヨガ:体幹を鍛え、柔軟性を高める効果があります。腰痛に特化したヨガのポーズもあります。


8.3 ストレッチで筋肉を柔軟にする

硬くなった筋肉は腰痛やすべり症の原因となります。ストレッチで筋肉を柔らかくすることで、血行が促進され、腰の痛みが軽減されます。入浴後など、体が温まっている時に行うと効果的です。

腰を無理に反らしたり、捻ったりするストレッチは避け、痛みを感じない範囲で行いましょう。下記にいくつかおすすめのストレッチを紹介します。

ストレッチ名

方法

効果

ハムストリングスのストレッチ

仰向けに寝て、片方の足を持ち上げ、膝を伸ばしたまま手で太もも裏を持ち、ゆっくりと胸に近づける。

太もも裏の筋肉を伸ばし、骨盤の歪みを改善する効果があります。

大腰筋のストレッチ

片足を大きく前に出し、後ろの膝を床につける。前の足の太ももが床と平行になるようにし、骨盤を前に押し出す。

股関節の柔軟性を高め、腰への負担を軽減する効果があります。

梨状筋のストレッチ

仰向けに寝て、片方の足を曲げ、反対側の太ももに乗せる。両手で太ももを抱え込み、胸に近づける。

お尻の筋肉を伸ばし、坐骨神経痛の予防にも効果があります。

8.4 体重管理

過剰な体重は腰への負担を増大させ、腰痛やすべり症のリスクを高める大きな要因です。適正体重を維持することで、腰への負担を軽減し、症状の悪化を防ぐことができます。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけ、健康的な体重管理を行いましょう。BMI値を目安に、自身の適正体重を把握しておくことが大切です。


これらの対策に加えて、睡眠をしっかりとることも重要です。睡眠不足は体の回復を妨げ、腰痛を悪化させる可能性があります。毎日同じ時間に寝起きし、質の高い睡眠を確保しましょう。寝具にもこだわり、自分に合ったマットレスや枕を選ぶことも大切です。腰痛が強い場合は、抱き枕を使用することで、楽な姿勢で眠ることができます。



9. まとめ



この記事では、腰痛とすべり症の関係性、原因、症状、そして一般的な治療法から鍼灸・整体といった代替療法まで幅広く解説しました。


すべり症は、加齢や姿勢、遺伝などが原因で椎骨がずれることで神経を圧迫し、腰痛をはじめとする様々な症状を引き起こします。安静時痛や動作時痛、しびれ、間欠性跛行などは、すべり症が進行しているサインかもしれません。


腰痛やすべり症の治療法は、薬物療法や理学療法、注射、手術など様々ですが、鍼灸や整体も効果的な選択肢となります。鍼灸治療は、筋肉の緊張を和らげ血行を促進することで痛みを軽減し、神経機能の回復を促します。整体は、骨盤や背骨の歪みを矯正することで姿勢を改善し、身体のバランスを整えます。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、ご自身の症状や体質に合った治療法を選択することが重要です。


さらに、日常生活では正しい姿勢や適度な運動、ストレッチなどを心がけ、腰痛・すべり症を予防しましょう。

何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。


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