【辛い椎間板ヘルニア】痛みが引かない時の対処法!整体で根本改善を目指そう
- 鍼灸院 横浜文庫
- 6月8日
- 読了時間: 9分

椎間板ヘルニアの痛みで悩んでいませんか? ズキズキ、ジンジンと続く痛みは、日常生活にも大きな支障をきたしますよね。
この記事では、椎間板ヘルニアの痛みが起こるメカニズムや症状を分かりやすく解説し、辛い時の緊急対処法、そして痛みが引かない時の対処法を詳しくご紹介します。さらに、整体によって根本改善を目指す方法についても触れ、効果的なストレッチ方法もご提案します。
また、再発を防ぐための予防法も掲載していますので、椎間板ヘルニアの痛みから解放され、快適な毎日を送るためのヒントが満載です。この記事を読めば、もう痛みに悩まされることはありません。
1. 椎間板ヘルニアとは?

椎間板ヘルニアとは、背骨の骨と骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板が、何らかの原因で外に飛び出してしまい、周囲の神経を圧迫することで痛みやしびれなどの症状を引き起こす疾患です。
加齢や激しい運動、長時間のデスクワークなど、さまざまな要因が考えられます。特に、腰部に発生する腰椎椎間板ヘルニアは多く、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。
1.1 椎間板ヘルニアのメカニズム
私たちの背骨は、椎骨と呼ばれる骨が積み重なって構成されています。椎骨と椎骨の間には、椎間板と呼ばれる弾力性のある組織が存在し、クッションの役割を果たして衝撃を吸収したり、体をスムーズに動かすことを可能にしています。この椎間板は、中心部に髄核と呼ばれるゼリー状の組織があり、その周りを線維輪と呼ばれる硬い組織が包み込む構造をしています。
椎間板ヘルニアは、この線維輪に亀裂が生じ、中の髄核が飛び出すことで発生します。飛び出した髄核が近くの神経を圧迫することで、腰や脚に痛みやしびれなどの症状が現れます。髄核の飛び出し方には、大きく分けて膨隆型、突出型、脱出型、遊離型の4つのタイプがあります。
タイプ | 状態 |
膨隆型 | 線維輪は破れておらず、椎間板全体が膨らんでいる状態 |
突出型 | 線維輪の一部が破れ、髄核が飛び出しそうになっている状態 |
脱出型 | 線維輪が破れ、髄核が椎間板の外に飛び出している状態 |
遊離型 | 飛び出した髄核が椎間板から完全に分離している状態 |
1.2 椎間板ヘルニアの症状
椎間板ヘルニアの症状は、ヘルニアが発生した部位や程度によって大きく異なります。代表的な症状としては、腰痛、臀部の痛み、脚の痛みやしびれ、足の冷えやむくみなどが挙げられます。
また、前かがみになると痛みが増強したり、くしゃみや咳で痛みが悪化することも特徴です。重症の場合には、排尿・排便障害や、足の麻痺といった症状が現れることもあります。これらの症状は、飛び出した髄核が神経を圧迫することで引き起こされます。神経の圧迫される場所によって、痛みやしびれの出る場所も変わってきます。
症状が軽い場合は、自然に改善することもありますが、症状が重い場合や長引く場合は、適切な対処が必要です。日常生活での注意点を守り、ストレッチや整体などを取り入れることで、症状の改善や再発予防に繋がります。
2. 椎間板ヘルニアで「痛い時」の緊急対処法

椎間板ヘルニアの痛みは、突然やってくることもあります。激痛に襲われた時、どのように対処すれば良いのでしょうか。ここでは、痛みが起きた時の緊急対処法を4つご紹介します。
2.1 安静にする
痛みが強い時は、まずは安静にすることが大切です。無理に動くと症状が悪化してしまう可能性があります。なるべく楽な姿勢を見つけ、安静を保ちましょう。具体的には、横向きに寝て膝を軽く曲げる姿勢や、仰向けに寝て膝の下にクッションを置く姿勢などがおすすめです。痛みが強い部分を圧迫しないように注意してください。
2.2 痛み止めを服用する(市販薬)
痛みが我慢できない場合は、市販の痛み止めを服用することも検討しましょう。ドラッグストアなどで購入できる鎮痛剤には、様々な種類があります。アセトアミノフェンやイブプロフェンなどが含まれるものが一般的です。薬剤師に相談したり、説明書をよく読んでから服用するようにしてください。持病がある方や妊娠中の方は、医師に相談してから服用しましょう。
2.3 コルセットを装着する
コルセットを装着することで、腰を安定させ、痛みを軽減することができます。コルセットは、患部を固定することで、負担を軽減し、動きを制限する効果があります。装着する際は、締め付けすぎないように注意し、適切なサイズを選びましょう。コルセットの種類も様々なので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
長時間の着用は、腹筋や背筋を弱める可能性があるので、痛みが強い時や、どうしても動かなければならない時に使用するのがおすすめです。
対処法 | 効果 | 注意点 |
安静 | 炎症の悪化を防ぐ | 無理に動かない |
痛み止め(市販薬) | 痛みを軽減する | 用法・用量を守る、医師や薬剤師に相談 |
コルセット装着 | 腰を安定させる、痛みを軽減する | 締め付けすぎない、適切なサイズを選ぶ、長時間の着用を避ける |
これらの緊急対処法は、一時的に痛みを和らげるためのものです。痛みが長引く場合や、症状が悪化する場合は、自己判断せずに、専門家へ相談することが大切です。
3. 椎間板ヘルニアの痛みが引かない時の対処法

椎間板ヘルニアの痛みは、急性期を過ぎてもなかなか引かないことがあります。痛みが長引く場合は、日常生活での注意点を見直し、積極的に痛みを和らげるケアを行い、専門家による施術も検討してみましょう。焦らず、根気強く取り組むことが大切です。
3.1 日常生活での注意点
慢性的な痛みを抱えている時は、日常生活の何気ない動作が症状を悪化させる可能性があります。以下の点に注意し、椎間板への負担を軽減しましょう。
3.1.1 正しい姿勢を保つ
猫背は椎間板への負担を増大させます。立っている時も座っている時も、常に背筋を伸ばし、正しい姿勢を意識しましょう。 デスクワークが多い方は、椅子に深く腰掛け、背もたれを使うようにしてください。 また、クッションなどを活用し、腰を支えることも効果的です。
3.1.2 重いものを持ち上げない
重いものを持ち上げる際は、腰に大きな負担がかかります。特に、前かがみの姿勢で持ち上げるのは避けましょう。 中腰の姿勢を保ち、膝を使って持ち上げるように心がけてください。どうしても重いものを持ち上げなければならない場合は、誰かに手伝ってもらうか、台車などを利用しましょう。
3.1.3 長時間の同じ姿勢を避ける
デスクワークや車の運転など、長時間同じ姿勢を続けることで、椎間板への負担が蓄積されます。1時間に一度は立ち上がって軽いストレッチをする、姿勢を変えるなど、こまめに体を動かすようにしましょう。
3.2 ストレッチで痛みを和らげる
適度なストレッチは、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進することで、椎間板ヘルニアの痛みを軽減する効果が期待できます。ただし、痛みを感じない範囲で行うことが重要です。無理に伸ばすと、逆に症状を悪化させる可能性があります。
3.2.1 おすすめのストレッチ方法
ストレッチ名 | 方法 | 効果 |
膝抱えストレッチ | 仰向けに寝て、両膝を胸に引き寄せ抱える。 | 腰の筋肉をリラックスさせ、痛みを和らげる。 |
お尻伸ばしストレッチ | 仰向けに寝て、片方の足を反対側の太ももに乗せ、手で太ももを支えながら胸に引き寄せる。 | お尻の筋肉を伸ばし、腰への負担を軽減する。 |
腰回しストレッチ | 両足を肩幅に開いて立ち、両手を腰に当ててゆっくりと腰を回す。 | 腰周りの筋肉をほぐし、柔軟性を高める。 |
これらのストレッチは、痛みを感じない範囲で、ゆっくりと行うことが大切です。 また、ストレッチを行う前には、軽いウォーキングなどで体を温めておくと、より効果的です。もしストレッチ中に痛みが増す場合は、すぐに中止してください。
3.3 整体で根本改善を目指す
日常生活の改善やストレッチだけでは痛みが改善しない場合は、整体での施術を検討してみましょう。整体では、骨盤の歪みや姿勢の悪さなど、痛みの根本原因にアプローチすることで、症状の改善を目指します。
3.3.1 整体での施術方法
整体には様々な施術方法がありますが、代表的なものとして、骨盤矯正やマッサージなどがあります。骨盤矯正は、歪んだ骨盤を正しい位置に戻すことで、腰への負担を軽減し、痛みを和らげる効果が期待できます。
マッサージは、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することで、痛みを軽減する効果があります。整体師は、個々の症状に合わせて適切な施術方法を選択し、オーダーメイドの施術を提供します。
4. 椎間板ヘルニアの予防法

椎間板ヘルニアは、一度発症すると再発のリスクも抱えるため、日頃から予防を心がけることが大切です。ここでは、椎間板ヘルニアの予防に効果的な方法をご紹介します。
4.1 適度な運動
適度な運動は、椎間板ヘルニアの予防に非常に効果的です。運動不足は、腹筋や背筋などの体幹の筋肉を弱らせ、姿勢が悪くなる原因となります。姿勢が悪くなると、腰椎への負担が増加し、椎間板ヘルニアのリスクが高まります。逆に、適度な運動を行うことで、体幹の筋肉が鍛えられ、姿勢が良くなり、腰への負担を軽減することができます。
4.1.1 おすすめの運動
ウォーキングや水泳などの有酸素運動は、腰への負担が少なく、全身の血行を促進するため、おすすめです。また、ヨガやピラティスなども、体幹を鍛えるのに効果的です。これらの運動は、無理のない範囲で行い、痛みが出た場合はすぐに中止するようにしてください。
運動の種類 | 効果 | 注意点 |
ウォーキング | 全身の血行促進、腰への負担が少ない | 正しい姿勢で行う |
水泳 | 全身運動、浮力により腰への負担が少ない | 水温に注意 |
ヨガ・ピラティス | 体幹強化、柔軟性向上 | 無理な姿勢は避ける |
4.2 バランスの良い食事
バランスの良い食事は、健康な身体を維持するために不可欠であり、椎間板ヘルニアの予防にも繋がります。特に、骨や軟骨の健康維持に重要な栄養素を積極的に摂取することが大切です。
4.2.1 おすすめの栄養素
● カルシウム:骨や歯の形成に必要な栄養素です。牛乳や乳製品、小魚などに多く含まれています。
● ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける栄養素です。鮭やきのこ類、卵などに多く含まれています。日光浴によっても体内で生成されます。
● タンパク質:筋肉や骨、軟骨などの組織を作るために必要な栄養素です。肉、魚、大豆製品などに多く含まれています。
これらの栄養素をバランス良く摂取することで、骨や軟骨、筋肉を健康に保ち、椎間板ヘルニアを予防する効果が期待できます。また、肥満も腰椎への負担を増大させるため、適切なカロリー摂取を心がけ、体重管理を行うことも重要です。
5. まとめ

椎間板ヘルニアの痛みは、日常生活に大きな支障をきたすものです。
痛みが発生した際は、まずは安静にし、患部を冷やすなどの応急処置を行いましょう。市販の痛み止めも効果的です。コルセットも症状を和らげるのに役立ちます。痛みが長引く場合は、日常生活での姿勢や行動に気を配り、適度なストレッチを行うことが重要です。
根本的な改善を目指すには、専門家による施術を受けることも検討しましょう。整体では、身体の歪みを整え、痛みの原因にアプローチすることで、症状の改善を図ります。さらに、日頃から適度な運動やバランスの良い食事を心がけ、椎間板ヘルニアを予防することも大切です。
お困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。
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